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麻生海さんの漫画『の、ような。』は、独身物書き女性が、恋人が連れてきた、

 

両親を亡くした、血のつながりのない子供との同居生活

描いた漫画です。

 

そこに登場するキャラクターがとてもいいので、紹介したいと思います。

 

『の、ような。』 キャラクター

 

〇 希夏帆(きなほ) 物書き 独身 30代でマンションを                                              購入とあるので、30代

言葉遣いは荒いけれど、

物事にとらわれない柔軟な考え方をする

 

〇 愁人(あきと) 希夏帆の恋人 兄弟の叔父

希夏帆にプロポーズしているようだが、

ОKしてもらっていない

 

〇 冬真 (とうま) 14歳 中学2年生 弟の面倒を

よくみるお兄ちゃん

生真面目で、周りに気を遣う性格

 

〇 春陽(はるひ) 5歳 天真爛漫

 

 

希夏帆

 

『の、ような。』の漫画の魅力は、何といっても、希夏帆のキャラクターにあると思います。

 

希夏帆のちょっと、漢前な性格や言動に好感を持つ読者も

多いような気がします。

 

希夏帆が ”物書き” ということからなのか、物事に対する

考え方が、とても柔軟で常識にとらわれないところに

好感が持てるのです。

 

希夏帆の判断は、常識的というよりも、良識にあるように

思われます。

 

そして何より、ウソを言わない

 

その場しのぎのきれいごとを言わない。

 

春陽が、「おじさんとおばさんが、新しい、

お父さんとお母さんなの?」と聞いた時

 

希菜穂は「違うよ」と答えます。

 

その答えを聞いた時の春陽の表情が悲しげで、普通なら

思わず、優しい言葉でごまかしてしまいたくなるのでは、

と思いますが、希菜穂は率直に応えます。

 

そして、「一緒にいていいかな」と続けます。

 

「毎日ご飯したり、お風呂したり――」「どうかな」と

 

春陽は「いいよ」と答えます。

 

いくら小さいからといっても、選択肢を子供に持たせる

ところが、いいなと思いました。

 

そして、子供目線というよりも、相手の立場に立って、物事を

見ることができるところに

希夏帆の思いやり深さを感じました。

 

後に出てくる、保育所のやり取りもそう思いました。

 

恋人愁人には、厳しく、ツッコミを入れますが…(^O^)

 

締め切り前の忙しい中、それでも冬真たちが帰ってきたら、

何を食べさせよう、と考えているところなどは

希夏帆の繊細な心遣いを、表していると思います。

 

“理想と現実”に翻弄されていますが、これは、もう、

誰でもそうなんじゃないかな…。

 

冬真が病気(?)になって、祖母たちが来て、二人を預かれない

理由を並べていたことに、

実は腹を立てていた希夏帆。

 

きっと、葬儀にもし出ていたら、愁人と同じことをしたと

思います。いや、きっと

怒っちゃったでしょうね。

 

なんだかんだ言っても、愁人と似てるのかな?

 

 

 『の、ような。』は、家族のアリ方を考えさせてくれる漫画

だと思います。

 

出てくるキャラクターにも、魅力があるので、2巻目も楽しみにしているおススメ漫画です

\(^o^)/

 

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