『うなぎ鬼』3巻ネタバレ無料で読む方法【死者からのメール】
「――うなぎってのはタンパク質なら、なんでも喰っちまうんだそうだ…なんでもだぜ」
冒頭、その暗喩から始まる『うなぎ鬼』は、借金から裏家業を手伝うことになった男が、得体のしれないコンテナの運び屋になって、事件に巻き込まれるという裏社会をリアルに描いた、サイコサスペンスなホラー漫画です。
高田 侑さんの小説を、落合 祐介さんが漫画化したものです。
【『うなぎ鬼』3巻あらすじ】
ミキにカモにされた倉見の怒りは頂点に達します。
顔を叩くと泣いて懇願しますが、倉見は無表情のまま、ミキを犯って、気が付いた時には、もう、ミキは動かなくなっていました。
「人を殺してしまった」
倉見は千脇に泣きながら電話します。
千脇は冷静に、「待ってろ」と指示をしました。
千脇を待つその間に、朋子からメールがきていました。
“もうすぐ、お父さんだよ”という、おめでたのメールでした。
倉見はその文面を見て、号泣します。
千脇に説明するも、気が動転していて説明にならない倉見。
ミキは富田がスカウトしたことくらいしか、分かりません。
千脇はマルヨシ水産に連絡を入れます。
「一体、引き受けてくれ」と。
マルヨシ水産では秀が一人待っていました。
そして、倉見を睨みつけています。
泣いて使い物にならない倉見を残して、秀と千脇は中に入っていきました。
倉見はミキの私物をすべて袋に入れる処理をしていました。
千脇と千脇の弟、秀が現れ、「死体は処分した、おまえは忘れろ」と言いました。
その後、倉見は千脇の家で過ごします。
千脇の家では、部屋からも出ないようにするように指示されます。
“鬼なるか人なるか心眼のあるか無きか”という掛け軸が、部屋には掛かっていました。
一週間後、ようやく、外出することができた倉見でしたが、全ての人の目に怯えていました。
そして、携帯の着信に飛び上がり、見るとそれはミキからのメールでした――!
“やっぽー!久しぶり、元気⁉”
【『うなぎ鬼』3巻ネタバレ・感想】
遂に、ヤッテしまいましたね!
倉見って、ガタイでかくて、顔も強面、千脇が連れて歩けば、ヤクザの用心棒にしか見えないところがあります。
けれど、中身は泣き虫で、どちらかというと小心者。
女を見る目がないわけじゃないけれど、騙されやすいのかな?と思います。
ただ、怒りに“火が付くと”とんでもない“力”を発揮(?)する、してしまうようです。
自制心で抑えられない。
“マルヨシ水産”と黒牟の全貌がわかってきましたね。
やっぱり…処理するんですね…!Σ(@д@;ノ)ノ ヒィィィ~…
だけど、その後、殺したはずのミキからメールが来て…。
倉見は、処理の様子を見ていたわけじゃないし、けれども、小心者の倉見としては、「ミキが生きていて欲しい」、
自分が”ミキを殺していなかった”という、保身なんでしょうか?
千脇や秀が生き返らせてくれた――て?いやいやいや、ないでしょ、それは。
『うなぎ鬼』は、かなり、かなり、ディープな世界です。
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