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『血海のノア』里見 有先生の吸血鬼ホラー漫画です。

 

里見 有先生といえば、「蟲姫」「火傷少女」などのホラーやミステリーが有名ですよね。

 

『血海のノア』は豪華客船という、逃げ場のない船の中で、乗客が一人、また一人と吸血鬼の餌食になっていくホラーミステリーです。

 

       

 

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『血海のノア』ネタバレ

 

【 金髪の少女は海を指して…】

 

カケルがあかりの弟・ゆずるだと思って追いかけてきたのは、金髪の少女でした。

 

少女はカケルにギュッと抱きつきました。

 

そしてカケルの手をグイグイ引っ張って誘導していきます。

 

海に向かって指差し

 

「…イクノ」言うのです。

 

カケルは何のことだかわからずに、戸惑ってしまいました。

 

そこに声ををかけてきたのは、その少女の父親だという、丸いサングラスをかけた男でした。

 

少女の父親は、少女を即しますが、少女は行きたがりません。

 

すると父親は

 

「…それとも、またあの時みたいに」と言われて、ようやく手を引かれて去って行きました。

 

カケルは二人の後ろ姿を不思議な面持ちで見ていました。

 

【 サロンでの豪華ディナー 】

 

船内放送は、7時から懇親会を兼ねたディナーを3階サロン「ミラー」で行うというものでした。

 

あかりと父親は、初め、もう疲れてしまったのでパスするつもりでした。

 

しかし、あの執事のような男が現れ、

 

「食事の用意が整いましたので、お迎えにあがりました」と言いました。

 

あかりは断ろうとしましたが、男の目は有無を言わさないものだったので、居眠りしている父親を起こしました。

 

ディナーが行われるサロンは、「ミラー」と名付けられているだけあって、全面鏡張りでした。

 

サロンの入り口に立ち尽くしていると、カケルに声をかけられました。

 

あかりたち親子はカケルの大学生仲間と一緒のテーブルにつきました。

 

豪華客船のクルーズなので、ドレスコードとかあるかと思っていましたが、周りもみんな庶民っぽい感じで、若い人が多いねと話していると、老夫婦が同じテーブルにつきました。

 

老夫婦は娘夫婦の都合が悪くなったために、急遽、自分たちが来ることになったのだと言います。

 

みんな、偶然チケットを手に入れたと言っているのですが、あかりは父親から“買った”と聞いていました。

 

けれども本当は、飲み屋で知らない人物から貰ったものでした。

 

カケルは、あの“金髪の少女”がいないかと周りを見回しますが、仲間から

 

その子はきっと、初めから乗っている金持ちの会員の子だから自分たちとは別なのだと言うのです。

 

『血海のノア』感想

 

カケルが見つけた金髪の少女は、海をさして一体何を言おうとしたのでしょうか?

 

海を指していたのか、それともそれよりはるか先を指していたのでしょうか?

 

またまた、あの、執事みたいな怪しい男が出てきました。

 

金髪の少女の父親と名乗った男もうさん臭い感じです。

 

その男が少女に言った言葉の意味は果たして、どういった意味なのか…?

 

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