『ライフ２ギバーテイカー』1巻ネタバレ・感想 無料試し読み【１１歳の少年が殺人を犯す‼】
『ライフ２ギバーテイカー』は、 累計発行部数1000万部超の衝撃作『ライフ』のすえのぶけいこさんの初の青年誌連載の漫画です。
１１歳の少年に、かつて妹を殺された主人公がやがて刑事になり、少年が少年院を出て再び対峙するという刑事もののヒューマンドラマの漫画です。
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【『ライフ２ギバーテイカー1巻 ネタバレ・あらすじ】
【『ライフ２ギバーテイカー』１巻ネタバレ・あらすじ】
６年前、高校生の倉澤 樹は両親と１１歳の妹と住んでいたニュータウンに天使のような美少年、貴志 ルオトが母親と共に引っ越してきました。
ルオトは樹の妹・穂乃花と同い年でした。
人見知りの穂乃花はルオトからロリポップをもらいました。
学校でもルオトは、その見た目から人気者になりました。
優しいルオトに穂乃花も心を開いて惹かれていきます。
樹は穂乃花と風鈴祭りに一緒に行く約束でしたが、部活動で遅くなってしまいます。
家に帰ってみると誰もいません。
買い物中の母親に電話してみると、穂乃花はだいぶ前に浴衣を着て待っていたと言います。
電話の途中で、近所の人が駆け込んできました。
穂乃花“似た”子が、お祭りのお宮さんの所で怪我をしているというのです。
樹は急いでお祭りをしているお宮さんの所へ行きました。
自分の心臓が早鐘のように次第に大きく聞こえ、人混みを分けていくとそこには警察が立っていました。
そしてその先で、穂乃花は首を切られ、胸を刺されて血だまりの中倒れていました！
母親はショックで声が出なくなってしまいました。
犯人はルオトでした。
ルオトは殺意を認め、
「抱きしめて、首を切った」
「人を殺してみたかった」
ただそれだけの動機でした。
樹は家族と共に引っ越し転校しますが、転校先でも心無い噂話のネタにされてしまいます。
遂に母親は首つり自殺をしてしまいます。
幸い命は取り留めましたが、
引っ越し先でもメディアに押しかけられ続けました。
ルオトの処分が決まり、「医療少年院送致」で早ければ5年くらいで出てくるといいます。
ルオトから手紙が届きます。
手紙には、「ごめんなさい」とだけ書いてありました。
その手紙を父親と二人で燃やします。
そして樹は、一つの決心を固めました。
「警察官になろうと思う」――と…！
ルオトが少年院を出る日
樹は課長にルオトのことを聞きます。
すると課長はルオトの主治医が
「こんなに矯正教育がうまくいった例はない」と言っていたと伝えました。
仕事を終えて、帰ってきた樹のアパートのドアノブに風鈴が引っ掛けられていました。
事件のあった“風鈴祭り”の夜を思い出し、思わず座り込んでしまいます。
「ルオト…？」
郵便受けに挟められたロリポップの包み紙には、
“貴方の一番大切なものを、もう一度奪います――”
樹はその紙を握りしめ、怒りと新たな決意を固めていました！
「絶対潰す…！お前だけは…‼」
【『ライフ２ギバーテイカー１巻 ネタバレ・感想】
１１歳にして人殺し――…‼
でも、現実でもありますから…。
こういうルオトのような“サイコパス”って、矯正して治るものなんでしょうか？
治ったように見えるだけなんじゃあ…。
周りの医者とか、専門家さえ、騙されてしまうケースもありますから。
『ライフ２ギバーテイカー』のルオトの場合のように、見た目にほだされてしまうこともあるでしょうね。
事件を追う刑事であり、被害者の家族でもある樹は、その経験から被害者家族の心情に沿った供述を取ります。
樹も言っていましたが、現実でも、加害者側が守られて、被害者側の方のプライバシーや人権がなおざりになっているように思えます。
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