フランス革命を舞台に、死刑執行人の家系、「サンソン家」を描いた豪華絢爛で、惨たらしい人間の醜悪さも美麗に表現する坂本眞一さんの漫画『イノサンルージュ』は、マリーを主役として更に激動の時代に入っていきます‼

 

        

 

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【『イノサンルージュ』9巻最新刊 ネタバレ・あらすじ】

 

元フランス国王、ルイ・カペーは幽閉されたタンプル塔で、処刑前日に家族と面会していました。

 

最期の言葉を息子にかけますが、それは国王として教えられてきた言葉でした。

 

「お父様…‼」

 

振り返った時、ルイ・シャルルがミイラのように包帯を巻きつけた状態で王冠を被っている姿の幻影が垣間見えました。

 

処刑の朝、ゼロに手を引かれギロチン台に向かうルイ・カペーは、ゼロの言葉にハッとします。

 

「生まれた時から決められた生き方から解き放たれないと、全部、壊れてしまう」ということを。

 

そして、王の継承は自分の代で終わりにしよう――と決意します。

 

王としての尊厳を持って、断頭台に上がるルイ・カペーを、シャルルは「陛下」と迎えます。

 

縄で縛られることを嫌った陛下に、ハンカチで後ろ手に縛ります。

 

僅かな、しかし、お互いを確かに認め合った邂逅でした。

 

ギロチンの刃は落ちました。

 

シャルルは足元が崩れていくように感じました――‼

 

しかし、最後の役目を果たします。

 

それは民衆の前に国王の首を晒すというよりも、自分と国王が「新しいフランス」を見届ける――というものでした。

 

あちらこちらで「共和国万歳――‼」の声が上がる中、

 

壇上に一人の男が上がります!

 

その男は、たった今、首を落とし流れ出た国王の血に身を浸し叫びました。

 

「王の血は、幸福をもたらす――‼」

 

途端に、民衆たちは「国王の血をよこせ‼」と奪い合いを始めたのです――‼

 

【『イノサンルージュ9巻最新刊 ネタバレ・感想】

 

尊厳を持って断頭台の露と消えた国王、りっぱでした。

 

個人としてみるならば、罪を犯したわけではないんですよね…。

 

それとも“罪”が大きすぎて、見えなくなってしまった、ということなのでしょうか?

 

国民を飢えさせたというのは、やはり、国の“罪”なのだろうな、と思います。

 

9巻の見どころは何といっても、シャルルとルイの最後の邂逅でしょう。

 

最後の別れとして、握手さえかなわない二人が、誰の目にも触れることなく、ひっそりと親愛の情を示し、惜別したところは、本当にせつなくなりました。(TmT)ウゥゥ・・・

 

民衆の暴動に助け船、いや、“助け馬”をシャルルに出したマリー。

 

「この地獄は、お前の望んだ世界なのか?」と問うシャルルにマリーはあの口癖で答えます。

 

「最悪」

 

その時の二人の目が同じものに感じられました。(*゚▽゚*)

 

迫力ある画面構成と、繊細で叙情的な心理描写感服の9巻でした!ゴチソウサマ(-人-)(-人-)デシタ

 

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