『惡の華』『血の轍』で有名な、押見修造さんの漫画『ハピネス』は、さえない男子高校生が或る夜、

少女の吸血鬼に襲われて吸血鬼になってしまい、――という、ダークファンタジーです。

 

       

 

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【漫画『ハピネス』6巻 あらすじ・ネタバレ】

 

10年という歳月が流れ、雪子は26歳になっていました。

 

あの事件で負ってしまった心の傷と、首の傷を隠して、

 

ただ、淡々と日常をこなして生きていました。

 

残業をしていた雪子に「一緒に帰ろう」と同僚の須藤が声をかけ、一緒に帰ります。

 

須藤は公園に咲いている桜を見て、「花見をしていかない?」と雪子を誘いました。

 

雪子は気乗りがしないまでも、「30分だけ」とつき合います。

 

翌日、立ち寄った駅の売店で見かけた週刊誌に“桜根”が載っている記事を見つけ、トラウマに襲われます。

 

会社を1週間休んだ雪子を心配して、須藤が自宅を訪ねてきます。

 

「外に出ようとすると、体が動かなくなって…」と言う雪子に須藤は

 

「一緒に会社に行こう」と言ってくれ、それから3ヶ月の間、雪子を送り迎えしてくれました。

 

ようやく笑顔に戻った雪子を須藤がデートに誘いました。

 

デートの日、雪子はストールを取り、髪もまとめて、スッキリと首筋を出して待ち合わせ場所にやって来ました。

 

どこにでもある、日常のデートを楽しみました。

 

一日の締めくくりに雪子は須藤と、雪子の通っていた高校に行きます。

 

そして菜緒の家があった場所に行き、手を合わせました。

 

そこで雪子は岡崎の母親に声をかけられます。

 

岡崎の母親は、懐かしがって家に上げてくれ、岡崎の部屋もそのままにしてありました。

 

雪子は自分だけが普通の生活を送っていることに、自責の念に駆られてしまいます。

 

翌日、雪子は会社に来ませんでした。

 

雪子は須藤にも、母親にも嘘をついて、桜根と吸血鬼がいる山村に向かいます。

 

雪子の母親に、雪子の過去に何があったのかを、全て聞いた須藤も追いかけますが――…!

 

【漫画『ハピネス』6巻 ネタバレ・感想】

 

雪子が26歳になって、ホントに綺麗になりましたよね。

 

自分を押し殺してようにして、必死に何も感じないようにして、日常生活を送っているようでした。

 

それだけに、桜根の記事を見つけた時のショックは大変なものだったと思います。

 

けれども、岡崎の母親に会って、岡崎の部屋をそのままにして、「誠は生きている」と信じている岡崎の母親の想いに、突き動かされたのだと思います。

 

次巻はいよいよ桜根との対峙でしょうか?

 

『ハピネス』ダークファンタジーや、吸血鬼物に興味のある人におススメの漫画です。

 

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