『私の少年』4巻後半16話 ネタバレ・ 感想 無料試し読み【言葉とは正反対の想い】
高野ひと深さんの『私の少年』は、30歳のОLと12歳の少年の関係をとても繊細に描いた漫画で、
「このマンガがすごい!2017<オトコ編>第2位!」になった漫画です。
ジャンル分けするところによりますと、“おねショタ”というジャンルに分けられているのですが、どうも、ピンとこないなー…。
二人の関係は、はっきりと説明できる関係ではないと思います。何にも例えようがない、形にできない、言い表すことのできないもどかしさ故に、切なさを感じてしまいます。
そのあたりは、まず、無料試し読みしてみてください
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【『私の少年』4巻後半 あらすじ・ネタバレ】
塾で真修が聡子のメールを受け取った時にみせた、あの、とてつもないほど幸せそうな笑顔を、実は同級生の奈緒が見ていました。
それは、一体、何が早見君にあんな顔させたのか?と思うくらい、気になっていました。
奈緒は有名DJ・吉野エーコのラジオをよく聞いていて、お悩み相談を参考にしていました。
クラスメイトの悩みにもよく、参考にしていました。
そのせいもあって、真修になにかあったら、相談にのるよ、と軽い感じで言います。
真修の相談事がこの間、スマホを見て笑っていた時の相手のことなのかと聞くと
真修の顔が、これまで見たことないくらい顔が赤くなるのを見て、奈緒は
「その友だちって…女子…とか…?」と聞くと
なんでわかるのかと、態度がぎくしゃくしています。
真修の意外な面を見た奈緒は、力になってあげたいな、と思いました。
奈緒はラジオに投稿して、どうしたらいいか聞いてみましたが、その答えを持って、真修にアドバイスしようとしますが、
一人、自販機の前に佇む真修の表情は、真摯で、とても軽く言えるものではありませんでした。
だから、勢いで「会って話しちゃえばいい」と言います。
そして真修は実行、聡子は何かあったのかと思って、場所を車の中に移して直接話すことができました。
けれども、その後聡子は仕事が忙しいと言って、土日ならと言われますが、結局聡子からの電話はなく、真修はただ聡子の電話を待つだけの日々を送ります。
これじゃ、ダメだと思い図書館に行きますが、そこも休館日。
真修は聡子とサッカーの練習をした公園に行って、小さな女の子と出会います。
女の子はどうやらお母さんに叱られて、ここにいるようでした。
「寂しくないの?」と聞けば「さみしくない」と答え、
「何で泣いてるの?」と聞けば「泣いてない」と、正反対のことばかり言います。
その子はお母さんが迎えに来て帰りましたが、別れ際、真修に“お寿司のストラップ”をくれました。
そのなつかしさに、真修は聡子に自分から電話をかけます。
昔の思い出話をあれこれ話し続ける真修に、聡子は「もう 切らなきゃ」と言います。
そして「もう 電話は出来ない」と――…。
真修はさっきの女の子と聡子がオーバーラップしてみえました。
受話器の向こう、聡子は真修の声を聞きながら泣いていました。
真修はそしてある決断を口にします。
【『私の少年』4巻後半 ネタバレ・感想】
とっても切ない4巻でした。
自販機の前に佇む真修の姿、その表情にほろっとさせれます(ノω・、) ウゥ・・・
奈緒じゃないけど、軽口どころか、言葉をかけるのすら躊躇われるようでした。
聡子が身動きとれない分、真修が行動に出ました。
この年齢は、怖いものなしの部分もありますから。
大人の理屈や道理、世間体なんて、「それが何か?」という感じでしょうか。
巻末の作者さんのページににも、そのことが載っていました。
5巻が非常に楽しみです\(^o^)/♪
『私の少年』は「まんが王国」で無料試し読みできます\(^o^)/
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