『私の少年』1巻 後半ネタバレ・ 感想 無料試し読み【“やさしさ”って何だろう?】
高野ひと深さんの『私の少年』は、30歳のОLと12歳の少年の関係をとても繊細に描いた漫画で、
「このマンガがすごい!2017<オトコ編>第2位!」になった漫画です。
ジャンル分けするところによりますと、“おねショタ”というジャンルに分けられているのですが、どうも、ピンとこないなー…。
二人の関係は、はっきりと説明できる関係ではないと思います。何にも例えようがない、形にできない、言い表すことのできないもどかしさ故に、切なさを感じてしまいます。
そのあたりは、まず、無料試し読みしてみてください
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【『私の少年』1巻後半 あらすじ・ネタバレ】
真修は父親にサッカーを続けていいという承諾を得ました。
けれどそれには条件がありました。
“何もしなくていい――なら”という条件です。
だから当然、次の試合場所までの“足”はありません。
自転車で行くという真修に、「危ないでしょ」と、聡子がレンタカーを借りて送り迎えすることになりました。
小学生とのドライブは、世代格差を感じたりもしますが、試合ではベンチで一生懸命チームを応援する真修の姿に、聡子はハッとさせられます。
帰り道は一緒に「TOMORROW」を歌いながら帰ります。
真修は学校でうさぎ当番をしていました。
同級生で、同じサッカークラブにいる(マネージャー?)小片さんが試合の日に渡し損ねたプリントを持ってきました。
そして、「昨日一緒にいた人って誰?」と聞きました。
一瞬、真修は説明に困ります。けれど、「やさしいひとなんだ」というところに落ち着きます。
ウサギ小屋の掃除をするのに手伝うという奈緒。それに対して「小片さんやさしいね」と言う真修。
「人に親切にするのは当たり前」で「普通」のことだとと答える奈緒に、真修は“誰か”を重ね合わせていました。
給食時間、奈緒は気分が悪くて吐いてしまいました。
すぐにハンカチを持って、奈緒のところに駆けつけたのは真修でした。
奈緒は保健室で横になっていました。
真修がうさぎに名前を付けていることをみんなに知ってもらわないと…と泣きながら思っていました。
奈緒は、良くなると真修にお礼にハンカチをプレゼントします。
それがきっかけで、真修は聡子に“お礼”をしたいと言い、聡子はファミリー向けの回転寿司に一緒に行って――と提案しました。
【『私の少年』1巻後半 ネタバレ・感想】
真修が学校では、意外と地味な存在なんだなーと思いました。
やっぱり、大人目線で見る“美少年”とは違うようです。
奈緒が本当に知ってほしかったのは、真修がつけたウサギの名前ではなく、真修のやさしさなんだと思います。
聡子は真修と回転寿司に行って、何気に真修の家のことが分かりますが、はっきりした踏み込みかたはしません。
(この辺、おばちゃんの管理人はきっと、聞いてしまうだろうな((^┰^))ゞ テヘヘ)
けれども、この余計な詮索しないところが真修にとっても、居心地がいいのだろうな…。
「お母さんは?」「お父さんは?」と色々と聞いてくる大人が相手だと敬遠してしまうのではないか…と。
それにしても、真修の父親は、子供を育てているという自覚があるのか、疑問に思ってしまいます。
“遼一”って真修の弟の方だとそんなことはないのか?
真修の家庭環境は疑問だらけです。
回転寿司で、初めてお寿司を食べた真修が、とにかくカワイイ❤(惚´∀`惚)メンコイ♪
本当に反応が新鮮♪((○>ω<)っ)))
この最終話の結末がいいんです(*TーT)bグッ!
真修が聡子のことを「お姉さん」じゃなく、「聡子さん」と呼ぶんです!( ̄ーÅ)ホロリ
聡子がなぜ、自分に対してこんなにやさしいのか、それは聡子にとって、「普通」のことだからなのか?と聞いた時、
聡子は「真修にしかしたことないよ」と答えるんです。
この時、真修はどんなにか嬉しかったかしれません。
家庭において、無関心で、面倒なことはしないでくれ――みたいな感じがしていたので、初めて自分が認証された、“特別な存在”だということを知ったのではないかと思います。
何だか、🍬のCMみたいだな…ポリポリ f  ̄. ̄*)
聡子も初めて、真修に名前で呼ばれて認証されたわけで、これって、大きなことだと思います。
ここで、ようやく「お姉さん」と「少年」ではなく、
「聡子さん」と「真修」の関係になったんですね。
『私の少年』は「まんが王国」で無料試し読みできます\(^o^)/
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