『人間回収車』漫画ネタバレ・感想 無料試し読み【イジメの代償】
泉道亜紀・作『人間回収車』は、『ちゃおデラックス』および『ちゃおデラックスホラー』でシリーズ化している、オムニバス型式のホラー漫画です。
「こちらは人間回収車です。ご不要になった人間はいらっしゃいませんか？」
どこからともなく現れる黒ずくめの軽トラに、まるで廃品回収のごとく、不要になった人間を回収していくというブラックな漫画です。
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【『人間回収車』ネタバレ・あらすじ】
長谷川沙織は、教師の前ではいい子ぶって、プリントの手伝いにも率先して手を上げます。けれど、その実、白井という女子に押し付けてやらせているのです。
白井が一人でお弁当を食べていると、沙織がプリントのお礼と言って、白井のお弁当を頭からぶちまけます。
周りは「沙織、やりすぎ」と笑っています。
「だって、こいつウジウジしていてイラつくんだもん」と言うのです。
白井は悔しさのあまり、身を震わせています。
そこに『人間回収車』が現れ、沙織は面白半分に、白井を回収させます。
翌日白井が行方不明になったことで、教師に問いただされますが、沙織はシラを切ろうとします。
けれど、教師は沙織が白井をイジメていたことを知っていました。
沙織の母親が学校に乗り込んできて、「恥をかかせて！」と沙織を平手打ちします。
そして、「あんたみたいな子、産まなきゃよかった」と泣き崩れるのでした。
沙織とつるんでいたグループの女子も、事態が深刻になり、全てを沙織に押し付けようとします。
そこに『人間回収車』が通りかかり、グループの女子は沙織を回収させます。
白井は彼女の両親が必要としていることで、戻ることができたと沙織は運転手に聞きます。
「あなたのことも、あなたを心から必要とする人間がいれば、すぐにお返ししますよ」と笑います。
自分にはそんな人間はいないと怯える沙織、けれど沙織は戻ることができました。
沙織を必要としてくれたのは――…‼
【『人間回収車』ネタバレ・感想】
今回はひとひねりあって、“条件”の内容も解釈次第というか、「えっ、それもありなわけ⁉」といったところでした。
運転手の出番も多くなっていました。
沙織が、母親に見放されるところは、ちょっと可哀そうな気がします。
お父さんが亡くなっているようなので、その辺がイジメの加害者になった要因の一つなのかなー？
沙織が全部悪いとは思えませんでした。
グループの女子も悪いと思うしね。
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