『ハネモノ』は大林あきらさん・作の漫画で、子宮を失ったことから子供を産めなくなってしまった女性が、自分に自身を持てなくなって、新しい恋になかなか踏み込めないという、切ない心情を綴った大人の女性の漫画です。

 

        

 

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【『ハネモノ』あらすじ・ネタバレ】

 

中原千絵30歳。千絵は、もし人間に品質検査があったら、自分はきっと「ハネモノ」なんだと思っています。

 

それは、病気のため手術をして、子宮を失くしたためでした。

 

それが理由で、夫とは離婚します。恋人はいるけれど、本気になれない。

 

自分に自信がなくなっていた時、偶然立ち寄った画廊で惹かれる絵を見つけます。その作者、榊先生自身にも千絵は惹かれていきますが…。

 

【『ハネモノ』ネタバレ・感想】

 

会社の後輩とつき合っていて、子供ができたので認知しようと思う。

 

――だから、離婚しよう。

 

千絵が手術で子宮を失い、もう、子供を産むことができなくなったので、ダンナは千絵にそう言いました。

 

自分は昔から、子供のいる家庭に憧れていたから、千絵と一緒だとそれは叶わない。

 

――…それが、耐えられない…――と。

 

どう、考えても、思いやりに欠けると思います。

 

自分のことしか考えないのかよー!∑( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!

 

このことが無くても、千絵はこのダンナと別れて正解だと思うよ( ̄‥ ̄)=3 フン

 

最近というか、ちょっと前にあった政治家の話が頭に残っていて、なんか、ムカつくんだわ。ムカムカ…((o(-゛-;)

 

「産めない」=「生産性がない」

 

あの話ですね。

 

少子化、少子化と言われ続けて、今や手遅れだと思いますけどね。

 

一人や二人産んだくらいじゃ追いつかないでしょう。

 

ほとんど、大家族並みにならないと…。

 

制度だって整ってないし、道義的なものや風習まで見直さないと、かなり無理なんじゃないかな。

 

千絵は子供が産めないから、自分は『ハネモノ』だと思っていますが、子供が産めないことは“ハンデ”なんでしょうか?

 

完璧な人間なんていないんだから、自分を卑下することはないのに…。

 

やっぱり、未だに世の中は「女は子供を産めて当たり前」「女は子供を産んで当たり前」ということでしょうか。

 

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