『潜熱』はバイト先のコンビニで、いつもタバコを二個買うヤクザに恋をしてしまう女子大生の、恋物語です。

 

住む世界が違うと分かっていても、惹かれてしまう、女子大生のどうすることもできないレンアイの『潜熱』を細やかに描いた野田彩子さんの作品です。

 

       

 

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【『潜熱』あらすじ】

 

コンビニでバイトしている大学生の瑠璃は、毎日必ず同じ銘柄のタバコを二つ購入する中年の男・逆瀬川のことが気になっていた。

 

思い切って逆瀬川に声をかけた瑠璃は、同乗する車の中で、自分の心の中に未知なる熱い火が灯るのを自覚し――ヤクザと女子大生の、危うく切実な恋物語…。

 

         引用元/まんが王国

 

【『潜熱』ネタバレ・感想】

 

主人公の瑠璃は、ちょっと不思議だな子だなと思いました。

 

控え目で、いつも友達のトモに助けられてというか、守られている感じでした。

 

男が怖い――とか、…。

 

けれども、逆瀬川の暴力的なところを見ても、怖いとは思わなかったんだー…と思いました。

 

「あんな人、初めて見た」とは思いましたけど。

 

見るからに、多分、――あっち系の人というのはすぐに分かったと思うのですが、

 

瑠璃は逆瀬川のどこに惚れたんだろう…?

 

瑠璃が、逆瀬川の注文したタバコをさっとだせるようになって、

 

「エライ、エライ』と褒められて。

 

意外にも、携帯ストラップがカワイイ。

 

そして笑顔がカワイイ――と思った。

 

ギャップ萌え?

 

でも、きっと逆瀬川が何度かコンビニでタバコを買ううちに、惹かれてしまっていたんだろうな…。

 

物凄ーい展開があるのではなく、ひたひたと足元に水が迫ってきて、いつの間にか溺れそうなくらいの水量になってしまっていた――…。

 

瑠璃の心情はそういうことなのかな…と思う。

 

『潜熱』はタイトルの『潜熱』の通り、まるでこもっていた熱が別のカタチに変化していくような、恋の話です。

 

瑠璃のどうすることもできない想いに、共感したり、せつなくなったりします。

 

興味のある方読んでみてください

 

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