『走馬灯株式会社』そこは、自分や自分にまつわる人たちの人生をDVDで観ることができる不思議な所です。

 

まるで死ぬ瞬間に垣間見るという、走馬灯のように、自分のこれまでの人生を観ることができるのです。それは、良いことばかりではありません。時には、見たくない、忘れてしまいたかった事まで見せつけられてしまうのです。

 

『走馬灯株式会社』はオムニバス形式の漫画になっています。

 

2012年には、TBSでテレビドラマ化もされました。

 

U-NEXTでは、漫画もドラマも見ることができ、31日間無料トライアルに登録するだけで、無料で観ることもできるので、とてもお得感があります。

 

        

 

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【『走馬灯株式会社』1巻 ネタバレ】

 

7歳の娘を事故で亡くし、妻も病で亡くした杉浦克己は、かつて家族と訪れた旅行先を一人旅していました。

 

そこで、『走馬灯株式会社』という看板のある、ちょっと宗教的な建物に迷い込みます。

 

「ようこそ」

 

杉浦を出迎えたのは『走馬灯株式会社』の主任だという神沼という女性でした。

 

杉浦は宗教の勧誘かとうさん臭いと思いましたが、家族を失って、一人きりになってしまった身には、それもどうでもいいことだったので、誘われるままに、部屋で待ちました。

 

その部屋にはテレビが一台と、ソファがありました。

 

神沼はDVDを一抱え持ってきました。

 

「それでは、杉浦克己様。あなたの43年の人生を心行くまでぞんぶんにかえりみてください」

 

そう言って神沼は出ていきました。

 

当初、何も映っていないのかと思っていた画面に、ぼんやりと映ってきたのは杉浦の両親の若いころの姿でした。

 

これは、杉浦が誕生した時のもので、生まれたての杉浦の目線で映し出されているのでした。

 

子供の頃や学生の頃、そして妻、由美に会った時もそのままでした。

 

由美との初体験も、すべて、杉浦の目線で見たままでした。

 

娘も生まれ、順風満帆だったこの時、会社に入ってきた玲子と出会います。

 

それは、杉浦にとって、秘密にしておきたい映像でした…。

 

【『走馬灯株式会社』1巻 感想】

 

自分の人生のDVD、どんな感じでしょう?

 

アルバムや、ビデオを観るような感じでしょうか?

 

みなさんは、自分の人生のDVD観たいですか?

 

私は観たくありませんね。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

 

本当に人生、良いことだらけじゃありませんからねぇ…。

 

良いことだけを観ることができるなら――…?

 

う~ん、…やっぱりパスかな。

 

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