『妊娠したら死にたくなった』という漫画は、「産褥期精神病」を患った著者・橘ちなつさん本人の

ノンフィクション漫画です。

 

本人が体現した病気なので、リアルでとても衝撃的な漫画です!

 

       

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【『妊娠したら死にたくなった』漫画 あらすじ】

 

主人公の橘千夏(たちばな ちなつ・本人)は32歳。

 

独身時代は少女漫画家でしたが、薬剤師の橘涼太(たちばな りょうた)37歳と結婚して、今は専業主婦です。

 

30歳を過ぎた頃から、二人の子供のことを意識し始めました。

 

千夏には、妊娠出産への憧れがありました。

 

「自分の中に命が宿るってどういう感覚なんだろう」

 

「胎動でお腹を蹴られるって、どんな感じなんだろう」

 

千夏にとって、妊婦さんはまさしく、“幸せの象徴”でした。

 

夫の涼太に子供のことを相談すると、

 

「本当に、薬飲んでないの?」と聞かれます。

 

千夏は漫画家だった頃に、その仕事の激務から軽度の抑うつ状態になり、「抗不安薬」を服用していたことがあるのです。

 

夫の涼太は薬剤師という仕事柄、千夏が過去に「抗不安薬」を服用していたことを心配していました。

 

千夏は漫画家の仕事を辞め、薬も1年服用していない、「抑うつ状態」も完治していると判断して、

 

涼太は子供をつくることに同意します。

 

そして、妊活半年後、千夏は妊娠します。

 

つわりの症状は人それぞれですが、千夏はとてもひどく、24週になっても、つわりが収まらず、食べ物を受け付けられません。

 

涼太の提案で、市内の総合病院に入院することになります。

 

同じような境遇の妊婦さんと知り合い、食事もとれるようになった千夏は、退院して自宅で過ごすことになったのですが…。

 

ただ、ご飯を食べようとしているだけなのに、わけも分からず涙が溢れてきます。

 

怖い――…。

 

でも、出産が怖いわけじゃない。

 

千夏は何かに怯えるようになって、「気持ち悪い、動かないで!」とお腹の赤ちゃんが動くのを嫌がって叫びます。

 

明らかに、精神状態が不安定になってきていました。

 

こんな状態で、果たして、無事赤ちゃんを産むことができるのか――…。

 

【『妊娠したら死にたくなった』感想まとめ】

 

「産褥期精神病」という病気があるのをこの漫画で見て、初めて知りました。

 

妊娠するとマタニティ・ブルーになるというのは、周知ですが、『妊娠したら死にたくなった』のように、精神疾患になると、大変なことだとおもいました。

 

ただでさえ、妊娠すると、お腹の赤ちゃんのために風邪薬だって、飲めなくなったりするのですから。

 

「産褥期精神病」はあまり知られていないため、マタニティ・ブルーの一種として片付けられていることもあるかもしれません。

 

これから、結婚、出産を考えている女性は、知っておいた方がいいのではないかと思います。

 

『妊娠したら死にたくなった』「産褥期精神病」のことが分かるので、

ぜひ読んでみてください。

 

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