キリエさんの漫画、『4分間のマリーゴールド』は、手を重ねた人の「死の運命」が視える救命士が、最愛の義姉の「死の運命」を視てしまい、残された365日を一瞬一秒を大切に思いながら過ごす、感動的な愛の物語です。

 

        

 

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『4分間のマリーゴールド』2巻 ネタバレ・あらすじ】

 

みことは気管挿管の資格を取ろうと思っています。

 

病院の全身麻酔の手術を受ける入院患者さんの同意を得て、医師の指導の元、挿管を行わなければなりません。

 

けれども、練習台ということで、中々同意を得られません

 

そんな中で、二つ返事で「いいですよ」と同意してくれた女性患者がいました。

 

彼女は声帯ポリープの手術を受ける患者さんでした。

 

音楽をやっていたけれども、あきらめた、と言います。

 

気管挿管を引き受けてくれたことにお礼を言うみことに対して、自暴自棄な答え方をします。

 

「歌もやめちゃったし、心配する人もいないし――」

 

母一人、子一人だけれども、絶縁状態だというのです。

 

そして「家族が家族でなくなるのなんて、一瞬」――だと…。

 

仕事が終わり、みことは沙羅と子供の頃に使っていた“秘密基地”の古い灯台で会います。

 

17年前に隠しておいた宝物や家族写真を懐かしがる二人。

 

そこにレン兄が現れます。

 

そして沙羅に帰っていろと言って、みことと向き合います。

 

もう、知らないフリはできない、と言って

 

「沙羅が好きか」とみことに問いただしました。

 

「好きだよ」

 

みことの答えにレン兄は

 

「おれはおまえの家族をやめる」

 

そう言って、下に落ちていた家族写真を踏みつけてしまいました。

 

『4分間のマリーゴールド』2巻 ネタバレ・感想】

 

気管挿管に同意してくれた、患者さんの言っていた通りになりそうだったみこととレン兄の関係ですが、誰よりも“先”が視えているみことですから、そんなに簡単に家族や沙羅との関係をあきらめたりはしません。

 

そして、レン兄の旧友の写真家の広ちゃんが助手を探しているということで、沙羅が候補に上がります。

 

世界を回りたいと言っていた沙羅。

 

沙羅の望みを叶えてあげたいと思う反面、自分の側にいて欲しいとも思うみこと。

 

こういった場合、何も言わずに“沙羅の希望に任せる”とは言えませんよね。

 

とにかく、時間がありません!

 

みことは遂に、レン兄にあの事を言います――!

 

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