樹生ナトさんの漫画『マインドアビス―精神科医沖名皐月のカルテー』は、奇妙な症例ばかりに関心を持ち、警察にも協力を依頼されるという、「現代の魔女」とあだ名を持つ異端の精神科臨床医・沖名皐月。

 

その美貌と秘密めいた怪しい魅力を持った沖名皐月が視る、現代人の心の闇の幻想と真実とは――…。

 

       

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【『マインドアビス―精神科医沖名皐月のカルテー』

 14話 喪室 ネタバレ・あらすじ】

 

ウルという、男の娘のような男の子が連れてきた優梨子は、キャバ嬢のようでした。

 

ウルが街で見かけた時も、フラフラしていて、地べたに座り込んだり、歩道橋から今にも飛び降りそうだったので、皐月のところに連れてきたのです。

 

優梨子は、いかにも困った様子でした。

 

そのわけとは、2歳になる子供を置いて、2日の間帰っていないというのです!

 

「もう、手遅れでしょうか…?」と震えています。

 

青ざめる一同。( ̄□||||!!

 

とにかく、家に向かった方がいいといいますが、優梨子は、「やっぱり、無理!」と、取り乱してしまいます。

 

しかし、皐月ははっきりと、

 

「どんな形であれ、真実を見なくてはいけない」と、はっきり言います。

 

優梨子は、皐月の催眠療法にサポートされ、皆に付き添ってもらい家に帰ってきます。

 

優梨子は、ウルと共に部屋に入っていきました。

 

しかし、そこには誰もいませんでした。

 

けれども、部屋の外で待つ皐月と三芳に聞こえてきたのは、赤ん坊の泣き声でした――!

 

【『マインドアビス―精神科医沖名皐月のカルテー』

 14話 喪室 ネタバレ・感想】

 

ネグレクトの話かな⋯と思ったんですけど、その加害者の話じゃなくて、被害者の方の話だったんですね…。

 

幼児の時に、親に認めてもらえない状態にあると、幼児退行するという話を聞いたことがあります。

 

ネグレクトだけじゃなく、子供の虐待は、とても胸が詰まります。

 

本当に、少子化なのに、なんでこんなに子供の虐待が増えているのでしょう?

 

“喪室”は、本当に“喪失”でした。

 

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