『痩せ女~幸せのサプリメント~』は『痩せる』ことで幸せになろうとする『痩せ女』・礼子の勘違いダイエットのあくなき追及、反面教師としても読める漫画です。

 

                       

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【『痩せ女~幸せのサプリメント』3巻ネタバレ・感想】

 

2巻の美咲の髪の毛で作ったオリジナル・サプリメントで、“綺麗”を手に入れたと思っている礼子。

 

“愛される”ために夜な夜な夜の街を男を求めて徘徊しますが、周りはそんな礼子を遠巻きで冷ややかに見ています。

 

挙句の果てに、「ババァ」と罵られる始末。

 

ようやく(?)、酔っぱらった親父にナンパされベッドイン。

 

「初めてなの…だから痛くしないで」

 

「処女なの?」

 

「好きな人のために取っておいたの」

 

礼子の頭の中は、完全に妄想過多の、美男美女のベッドシーンです。

 

けれども、朝を迎え、カボチャの馬車はただのカボチャに。

 

イケメンは出腹のおっさんに、そして、むくりと起き上がった礼子の老骸のような風貌を見て、逃げるようにしてホテルを出ていきます。

 

礼子は、自分の“美しさ”に何かが足りないのだと考えます。そして、昨夜、路上で若者に言われた一言を思い出します。

 

「ババァ!」

 

礼子は自分には“若々しさ”が足りないのだと気づき、その成分となるものは何かをネットで調べます。

 

若々しさの成分、それは“プラセンタ”を摂取すればいいのだと。そしてプラセンタは胎盤から作られていることを知ります。

 

礼子は、妊婦の胎盤から作られる「天然のプラセンタ」を手に入れようと、妊婦のふりをして、産婦人科に忍び込みます。

 

おなかに詰め物をし、妊婦のふりをして紗江という、優しそうな綺麗な妊婦さんに近づきます。

 

礼子は嘘を並べて、紗江のマンションに上がり込みますが、紗江は、礼子のおなかの異変に気づき外に出て、夫に電話を掛けます。

 

「何してるの?」

 

礼子が現れ、恐怖を感じます。

 

「お金でも、何でも持って行って――!」

 

「私の欲しいものは、胎盤よ!」

 

「やめて――!」

 

【『痩せ女~幸せのサプリメント~』3巻 感想まとめ】

 

礼子の正気を逸脱した行為は、もう、狂気の沙汰としか、言いようがありません!

 

若返りとか、若さを保つということで、美容界では「プラセンタ」は有名ですが、大抵は、馬とか豚というふうに聞いています。

 

(それも、あまりいい感じはしませんが…)

 

礼子は、一体、紗江を襲って、どうやって胎盤を取ろうとしたのでしょう?

 

想像するだけで、ゾットします。ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!

 

結局、礼子はお縄になりますが、その時に警官の一人が「現代版黒塚」と言います。

 

「黒塚」というのは、「妊婦の生き肝を食べる妖怪、鬼婆」らしいです。

 

まさに、礼子はその“鬼婆”になってしまいました。

 

それでもまだ、懲りないというか、まだまだこの”勘違い”は続きそうです。

 

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