『一日千秋』2巻ネタバレ・感想 無料試し読み【不妊治療の仲間】
『一日千秋』は不妊治療の悩みや葛藤をリアルに描いた漫画です。
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一日千秋 ネタバレ・感想
翔子は、不妊治療の一時休止を決断します。
病院の外に出ると泣いている女性に出会います。
彼女も不妊治療を受けている女性で、美鈴といいます。
美鈴もまた、不妊治療で、結果の出ないことに
悩んでいました。
翔子は、同じ悩みを抱えた女性がたくさんいることに
励まされます。
そして、美鈴と友達になり、頻繁に連絡を取り合うように
なりました。
翔子は、病院の先生に夫、祐真の精子の運動率が弱いと
言われたことから、
ネットで調べて、不妊の原因には男性側にもあるのを
知りますが、
祐真に泌尿器科での検査を受けて欲しいとは、なかなか
言い出せませんでした。
そのことを、美鈴に相談すると、原因が分かって治療する
ことを勧め、自分自身、
夫に泌尿器科での検査をお願いしてケンカになったと
言います。
そして、女の方ばかり、お願いするのはおかしいと
言います。
なかなか祐真に泌尿器科に検査に行って欲しいと
言い出せない翔子。
ところがある日、治療のことを抜きでセックスをした後に、
祐真自身が、泌尿器科を受診すると言ってくれました。
翔子に同じ悩みを持つ友人ができたことはとても良かった
ですね。
いくら、ネットで問題を解決しようとしても、リアルでの
友人はとても心強いし、”同じ悩み”を抱えているので、
より具体的な悩みや情報を分かち合うことができるでしょう
から。
“不妊治療”というと、今も“女性に原因”があるように
言われますが、
男性側に原因があることも分かってきました。
それでも、不思議なことに、女性が男性に“お願い”して
治療にあたるというのが
多いケースなのではないでしょうか?
未来において、男性がいなくなる、という本を読んだことが
ありますが、
その中でも、精子の運動率が弱い、悪いケースや、明らかに
虚弱な精子が増えている、など
男性側の不妊の問題が増えているように思われます。
翔子の夫、祐真は、どうなんでしょう?
検査の結果も気になるところですね。
『一日千秋』は不妊治療で悩む人はもちろんのこと、
そういった人が身近に、周りにいる人にとって、
この漫画を読むことで、悩みを理解し、寄り添い支えて
あげられるきっかけにに、なるのでは――?と思います。
興味のある方はぜひ、読んでみてください。
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