『惡の華』『血の轍』で有名な、押見修造さんの漫画『ハピネス』は、さえない男子高校生が或る夜、

少女の吸血鬼に襲われて吸血鬼になってしまい、――という、ダークファンタジーです。

 

        

 

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【漫画『ハピネス』1巻 あらすじ・ネタバレ】

 

スクールカーストの底辺にいる男子高校生、岡崎 誠は小柄で眼鏡をかけていて、見るからに冴えないタイプなので、いつも同級生の大野 勇樹白石 菜緒らのグループのパシリに使われています。

 

或る夜、レンタルショップにDVDを返しに行く途中で、少女の吸血鬼・ノラに襲われてしまいます。

 

ノラは「じゅるるる…」と音を立てて岡崎のを吸うと、

 

「このまま死ぬ?」

 

「それとも 同じになる?」と聞いてきました。

 

岡崎は「死にたくない…」と答えます。

 

すると、ノラは血だらけの口元に笑みをたたえて、突然襲って来た時と同じように、“ひゅっ”と高く飛んで姿を消しました。

 

岡崎は命はとりとめたものの、体の変化に苦しめられるようになります。

 

光が苦手になり、常に“渇き”を覚え、血の匂いにも敏感になったため、学校では女子の“経血”の匂いに悩まされます。

 

そして身体能力が高くなったために、岡崎をパシリに使っていた勇樹を一撃で倒します。

 

スクールカースト最底辺の岡崎に倒されたことで、勇樹は面目を潰し、仲間内からリンチを受けるようになってしまいます。

 

岡崎は、体の変化の葛藤に苦しみます。

 

その岡崎を助けてくれたのが、五所  雪子でした。

 

いろんな匂いや血を吸いたい衝動と戦う岡崎、

 

雪子が「保健室に連れて行く」と言うので体を寄せると、その首筋に目が釘付けになって、誘惑に負けそうになります。

 

それを、雪子は“ムラムラ”したせいと思ったのでした。

 

それがきっかけとなって、岡崎は雪子とつき合うようになります。

 

夜になると体調がよくなる岡崎は、ビデオ屋に行くと言って家を出ると、コンビニの前で、勇樹が元の仲間の先輩たちに蹴られているのを見かけます。

 

見て見ぬふりをしていこうとしますが、勇樹の彼女の菜緒に助けを求められてしまいます。

 

そして公園で殴られている勇樹を助けようとして岡崎は飛びかかります――!

 

【漫画『ハピネス』1巻 ネタバレ・感想】

 

1巻めは、吸血鬼もののテッパン通り、主人公が吸血鬼になってしまったことへの葛藤が描かれていました。

 

表紙や、ノラの印象が映画の「ぼくのキリ~200歳の少女~」のイメージとダブってしまったので、これからもう少し、ノラが出てくるといいな、と期待しています。

 

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押見修造さんの漫画は、セリフが少ないだけに、全体の画像というか、“絵”を見てみないと漫画の持ち味がつかめないと思うんですよね。

 

だから、あらすじとかストーリーを説明するのが難しいなーと思ってしまいました。

 

まあ、漫画全般に言えることなんですけど…。

 

『ハピネス』ダークファンタジーや、吸血鬼物に興味のある人におススメの漫画です。

 

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