『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』5巻 最新刊 ネタバレ・感想 無料で読む方法【二人が向かう先は“死”なのか?】
さの隆・作『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』は半年間の失踪後、記憶を失ってしまった高校生、斎藤悠介はそれなりに日常を送っていましたが、
ある日、過去を知る者が次々に現れ、彼らは悠介のことを
『悪魔』と呼んでいました。
一体、過去の自分はどんな酷い仕業をしたのか?そして、失踪した半年の間に何があったのか?なぜ、記憶喪失になったのか?
“ダークな自分探し”のサスペンスミステリーの漫画です。
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【『君が僕らを悪魔と呼んだ』5巻 最新刊 あらすじ・ネタバレ】
明里は悠介との待ち合わせ場所にいました。
悠介が自分にちゃんと気付いてくれるのか不安でした。
そして、自分を見つけた時にどんな顔をするのか想像していました。
現れた悠介は、予想に反して明里を見つけてホッとした表情をしていました。
その顔を見て、明里は思わず吹き出してしまいます。
「好きな人に、もう一度会いたかった」と言って、明里を抱きしめる悠介。
悠介は死ぬ気のようでした。
明里は事件のほとぼりが冷めるまで、ネットカフェやカプセルホテルを転々としていました。
その後、悠介の要素を見に行って、悠介が記憶喪失になっていることに気付き、がっかりしてしまいます。
【『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』5巻最新刊 ネタバレ・感想】
悠介が『悪魔』に戻らないで欲しい、できるなら、このまま何も知らずに過ごして欲しい――と明里は願いますが、そうだと、記憶が戻らないと、明里のことも忘れたままになってしまうんですよね。
会澤がシュウに「悠介を死なせるな」と言っているようです。
もし、悠介が死んだら、復讐の矛先が自分に向けられるから、ということらしいです。
何か、コずるい気がします。
悠介と明里の向かう先はやっぱり、“死”しかないのでしょうか?
けれども、悠介の場合、環が言っていたように、それは「逃げること」になるので、卑怯なことだと思います。
自分の罪に向き合う気があるのであれば、被害者に謝罪するべきで、シュウが始めに言っていたように
「未来永劫、過去に復讐され続ける」ことだと思います。
はじめに『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』を読み始めた時から、この作品の印象がかなり変わりました。
読み始めの頃は、“残虐非道なイジメを笑って見ている主人公”で、そのイジメのやり方があまりにも残酷だったので、正直ムカつきました。
けれどもここまで読んできて、悠介がどうやって、変化していったかに興味がわき、納得できました。
だからといって、過去の罪を許せるものじゃありませんけれどね。
(グロ系重視で心理描写が薄いタイプの漫画ではないんだな…と)
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