「子供を殺してください」と言う親たち 漫画 ネタバレ・感想無料試し読み【バブルの落とし子】
“「子供を殺してください」という親たち”は、原作・押川剛さん、漫画・鈴木マサカズさんのノンフィクション漫画です。
重度の統合失調症やうつ病など、精神科医療を必要としながら、適切な対応が取られていない子供たちを、親の依頼で説得し、医療につなげる業務を行っているトキワ精神保険事務所のノンフィクション漫画です。
現実の家庭内の問題を描いているので、とても考えさせられる漫画です。
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【「子供を殺してください」という親たち あらすじ・ネタバレ】
家族の恐怖は永遠に消えない
吉原清(仮名)52歳は、ファミレスで押川さんたちを前にして、「うまい、うまい」と言いながら久しぶりの外食をしていました。
あれもこれもと注文して、パフェとケーキを食べながら、押川さんに
「退院したら一人暮らしがしたいんだよねぇ…」と言います。
退院後は、リハビリ施設に行くことが決まっていました。
ベランダから海が見えるようなマンションを借りて――などと、夢のような事を言う“キヨさん”に押川さんは
「そんなことを言っていると、また過ちを繰り返すぞ。大体そんな金どこにあるんだ」
家族に援助してもらって…というキヨさんに押川さんは苦笑します。
キヨさんはバブルの堕とし子のような人です。
自営業の親から莫大な小遣いをもらい、生活していました。
20代の時に薬物を乱用し、大麻に手を出し、キレたり落ち込んだりして、精神科で躁うつ病と診断されました。
そしてバブルのはじけた後も、「お金」と「家族」に対する依存度が高いままなのです。
家族は20年もの間、キヨさんんの狂気に怯えて暮らしていました。
兄弟の子供たちが一番の犠牲者です。
金の無心にくるキヨさんの怒号や、ドアを蹴る音に怯えてトラウマとなったのです。
【「子供を殺してください」という親たち ネタバレ・感想】
家族の恐怖は永遠に消えない
薬物を乱用していたキヨさんが、精神科の診断がなぜ、「躁うつ病」だったのか不思議だったのですが、やはり隠蔽ということなんですね。
そのために、ちゃんとした、薬物依存症の治療ができていなかったようです。
押川さんはキヨさんに、「長生きしたいか」と聞きます。
キヨさんは、もちろんだと答えます。
「じゃあ、まずはリハビリ施設に入所することだ」と押川さんに言われますが、
「弟も妹も、金を持っているんだからさあ、いいじゃねえかよぉ…」などと、まだ、グチグチ言っています。
ここに出てくる家族は、みんな、押川さんに「限界なんです」と訴えています。
キヨさんは、自分が家族に対して何をしてきたのかわからないんでしょうね…。
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